納骨室って・・!?2012/01/29
建墓の際、意外と気にされないのが、納骨室です。
外からは見えず、納骨の時にチラッと見る程度なので、当然かも知れません。
納骨室には、1段と2段のタイプがあります。
墓地の奥行きが、1.5m程度だと、1段になり、2m以上あれば、2段が可能になります。
1段のタイプだと、納骨の位置が地上と同じか、15cm程度の低い位置になるので、さほど問題はありません。
2段の墓地だと、納骨室の底部は、地上面より55~60cm位低い位置になります。
2段の方が、容量が広く、沢山収納出来ますが、地下に掘る為、下からの水はけが問題になります。
お墓で「水はけ」と言うと、通路面を重視しがちですが、実は納骨室の水はけが一番大切です。
骨壷が、納骨室で水に浮かんでいた・・は、珍しくありません。
広い墓地ほど可能性が大きい訳ですから、よりお墓に予算を使った方ほど、問題が起きるのです。
現代の家族構成から言って、広い納骨室が必須でなければ、1段タイプを選ぶのも賢明です。
材質は、コンクリートが大半ですが、花崗岩を使用される方も居ます。
見えないけれど、大切な遺骨を収納する場所を重視したい・・方には、お勧めします。
ご予算や、交通の便もありますが、立地条件で水はけは左右されますので、地形なども注意しましょう。