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ここ十数年で、日本で使用される墓石の産地は、様変わりしました。

特に、中国産の石材の台頭は、目覚ましく、圧倒的です。

茨城の加工業者は、かなりの数が廃業に追い込まれました。

これは、加工費=人件費の違いにより、外国製品に太刀打ち出来ないからです。

天然の原石を掘り出して、加工する訳ですから、素材の善し悪しもあります。

しかし、国産の原石は、数十年に亘る採掘により、枯渇しつつあるので、素材だけを見ると、

必ずしも外国産が劣るとは、言いきれません。

但し、現在のデフレの為、少しでも安くする為に、安い中国産を仕入れているのも事実です。

従って、メインとなる石碑は、中国産を避けるのも、いいかも知れません。

輸入される石では、インド産・アフリカ産・スウェーデン産・フィンランド産など、多岐に亘っています。

それぞれの特性を見極めた選択が必要ですが、一般の方の見極めは困難でしょう。

石材店の担当者に、相談して、きちんと説明出来る業者を選ぶしかありません。

「中国産が一番」と言われたら、避けた方が無難です。

求めるのは、納得してからです。

加工技術は、日本からの指導もあり、今では国産・外国産の別なく、安心出来ます。

要は、初めは間口を広げ、好みから予算と、絞っていくことが大切です。

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