最近はお墓に限らず、以前はあまり目にしなかった種類の、折り込みチラシが入ります。
葬儀・仏壇・互助会などなど・・
それだけ、高齢化社会が進み、タブーが少なくなって来たとも言えます。
お墓のチラシで、気を付けたい事は、何点かあります。
第一番は、「目玉商品にむやみに飛びつかない」・・です。
価格競争が熾烈化して、近隣の霊園より安い物件をアピールするのが、目的だからです。
スーパーなどの特売と違い、消耗品ではないので、買い替える訳にもいきません。
安くする為に、極力石の量を減らした、いわゆる「セット墓石」を目玉にすることが多いからです。
また、見本墓地を建てる霊園もありますが、売れ残りそうな場所に設置するケースがあります。
対象霊園での、平均価格帯が幾らで、入口からの距離や、水はけなどを比較検討した上での
「目玉商品」ならお買い得です。
「バス停より○分」などの内容でも、バスが一日5本・・なんてこともあります。
「車でしか来ない」のは、今だけ、或いは自分だけかも知れません。
お寺の売り出しで、「過去の宗派は問いません」なども「今後は問います」の裏返しですから、
入檀の意思がなければ、避けるべきです。
近隣の相場に比べて、あまり価格差があるようなら、係員に説明を求めましょう。
「企業努力」などは、回答ではありません。
努力で埋められる「価格」なら他でも、同じ価格で出来る筈だからです。
管理料以外の費用なども、明示しているのかの、確認も必要です。
求める時点だけでなく、ランニングコストがどれだけかかるか位は、意識したいものです。
勿論、チラシで興味を持った物件は、面倒がらずに、足を運んで確認が必要です。
また、特定の会社のチラシを持参すると、その会社の見込み客に自動的に振り分けられます。
「何も持たないで来た」と言えば、順番に振り分けられるので、担当される会社を自分で選びたいなら、
「勝手に見るので、案内は不要」の意思表示が必要です。
各会社で、広告費・人件費をかけているので、そういったルールが、勝手に出来ているのです。
1社独占か、単独での開催だと、仕方ありませんが・・
いずれにしても、しっかりした予習と、現地確認を行うことが、肝要です。