お墓の広さと言っても、個々のイメージで、かなりの差があります。
田舎の、6畳位のお墓を見て育った人には、3㎡でも小さく感じます。
逆に、都内の寺院墓地を墓参して来た人では、1.5㎡が広く感じます。
どれだけの面積があれば充分かと言えば、現在求められるお墓ならどれでも大丈夫です。
但し、墓誌や灯篭・地蔵尊などの、付属品を希望しないことが前提条件です。
付属品を設置するなら、それなりの大きさが必要になります。
付属品を除き、最低限必要なものは、納骨室・石碑・花立・香炉です。
あとは宗派により、塔婆立位です。
それ以外は、全てオプションになります。
関東近郊だと、千葉県以外では最低面積の制限がありません。
従って、売り出し価格を安く設定したい為、出来るだけ区画を小さくする業者がいます。
寺院墓地でも、沢山の檀家さんを収容したいので、同様に小さい区画を設けます。
注意したいのは、骨壷が1~2個しか収納出来ない場合があることです。
そういった墓所では、2体目から「納骨袋」で納骨しなければなりません。
予め理解した上で、お求めになるなら構いませんが、業者によっては説明をしないことがあります。
後日のトラブルを防ぐためには、最低限の知識が必要です。
目安としては、墓誌は3㎡以上、灯篭・地蔵尊は4㎡以上が必要ですが、間口×奥行きの寸法にも左右されます。
あくまでも、現地での確認が必須でしょう。
また、求める面積に見合った石碑の大きさがあるので、広ければ広いだけ費用は嵩みます。
隣より小さくても構わないなら、別の話ですが・・
現在の様に「○○家」として求めるお墓は、買い替え・建て替えが無いつもりで、ご予算とご希望に合った広さを
ご検討されることが、肝要でしょう。
見栄を張るつもりはないけど、せめて両隣と同じ程度で・・と考える方が多いようです。
業者のアドバイスを受ける前に、自分なりのシュミレーションをきちんとされることを、お勧めします。